歯周病治療

初診時の正面像。歯肉の腫れや赤みが目立ちます。

歯磨き指導のみ行って３週間後です。患者さんの歯磨きだけですが歯肉の炎症がなくなりました。歯肉の腫れがなくなり引き締まったために隠れていた黒い歯石が見えてきています。

側方面観像ですが、歯肉の腫れや赤みがなくなってるのがわかります。３週間の歯磨きのみの効果です。正しい歯磨き習慣の大切さがわかるケースです。

しかし初診時の歯肉は赤く腫れており痛々しい状態です

歯周基本治療をしっかり受けられて、初診から７ヶ月後に治療が終了しました。歯肉が引き締まっているのがわかります。

その後もしっかりメインテナンスを継続されて13年が経過しました。炎症が再発することなくさらに健康な歯肉になっています。

初診時の正面と側方面像です。歯肉の発赤や腫脹が目立ちます。歯周ポケット（歯と歯ぐきの間の溝）は10㎜に及ぶところもあり、触れるとすぐ出血する状況でした。

初診より13ヶ月経過し、治療が終了したときのレントゲン写真です。歯槽骨の縁がはっきりとして組織が安定してきました。

そのときの正面と側方面像です。かぶせもの、咬み合わせの治療も行いました。歯肉の腫れも出血もなくなりました。重度歯周炎でしたが歯周外科はせず、歯周基本治療のみで治っています。

その後もしっかりとメインテナンスを継続されて14年が経過したときのレントゲン写真です。安定した歯槽骨の形が維持されています。

そのときの正面と側方面像です。重度歯周炎だったことが嘘のように健全な状態を維持しています。メインテナンスのたいせつさが立証されています。患者さんの歯磨きは完璧です。（この14年の間に歯が1本残念ながら割れてしまい失っています。）

前歯の歯肉の炎症状態や咬み合わせ状態から診断して、歯周病治療に専念すれば、おのずとと歯並びは良くなると説明。

治療後のメインテナンス来院時の状態。矯正治療などは全くしていません。基本歯周治療のみで、きれいな歯並びに改善しています。

前歯の炎症状態や噛み合わせ状態も良くなっているのがわかります。下の前歯も歯並び改善傾向であることがわかります。

治療過程の中での歯の位置の変化です。これは歯周病によって歯が病的移動を起こし、歯周病治療によって歯が適正な位置に戻っていった（自然移動）、典型的なケースです。