歯を白く

実際のところ歯を白くすることは、「咀嚼機能の回復と維持」という歯科臨床の目的とは直接関係のない事項になります。しかし、審美を考慮することは、患者自身の精神的健康面や対人対社会に関しても大切なことだと考えていますので、ご要望があれば歯の色調に関する治療を行っています。

ケース1 
変色歯のホワイトニング

歯の中の神経が死んでしまっていたため、歯根の先に炎症が見られ、歯も変色していました。

根管治療をしっかりした上で、歯の中に漂白剤をつけてホワイトニングを施しました。(ウォーキングブリーチ)

21年経過時。炎症はすっかり消退しています。さすがに色調は少し変化してきています。

ケース2 
数本に渡るホワイトニング

当院での全顎的なホワイトニングに対する治療は、院内での処置(オフィスブリーチ)は行っておらず、カスタムトレーをお渡しして患者さん自身が就寝前に漂白剤を付けて装着する方法(ホームブリーチ)を採用しています。

術前の状態。

術後の状態。※ただしこの色調を維持するには継続的な対応が必要です。

ケース3 
咬合再構成治療の
タイミングで
かぶせものを白く

歯のないところにインプラントを入れてほしいと来院された患者さん。歯周病進行、既存のかぶせものやそれを支える歯、そして歯並びや咬合に問題があったため全顎治療となりました。

咬合再構成しましたが、患者さんの要望で一般的より白いかぶせものを装着しました。このようにすでに治療されている歯に対しては、色調をかぶせもので改善させることは有効だと思います。

治療例