2025/05/13

お知らせ&院長のブログ

障がい者歯科プロジェクト

正式名称は「障がい児・者に対する全身麻酔下歯科治療プロジェクト」です。私が所属している富山県歯科保健医療総合センター部では障がい児・者を対象として歯科治療を行なっていますが、全身麻酔下での治療はやっておりませんので、患者によっては口腔衛生管理がやっとでむし歯治療が困難な場合も少なくありません。そのような時は、麻酔科と口腔外科のある第3次医療機関の総合病院に紹介して治療してもらう、という流れになっています。しかし通常なら残して治せる歯も、被せ物まで至る治療工程の煩雑さや術者が口腔外科医であることから多くは抜歯となってしまうのが現状です。そういう意味も含めて、今回富山県歯科医師会総合センター部と富山市民病院が連携して、センター部員の歯科医師が病院のオペ室に赴いて全身麻酔下による治療を行えるようになりました。これにより通常ではできない歯の保存治療が可能となったのです。富山市民病院の先生方のご理解ご協力ご尽力の賜物で、実は画期的なことなのです。

先日、この内容がメディアに取り上げられました。私は見れなかったのですが夜のニュース番組にも流れたようです。5月13日の新聞朝刊にも大きく取り上げられていました。総合センターのアピールになったのではないかと思います。

                   北陸中日新聞の朝刊より
                     富山新聞の朝刊より