雪国仕様の自動車はこうあるべき!?
今も深々と雪が降っていますので、数日は通勤で雪道に挑むことになるでしょう。震災の影響を受けている道路は除雪車が入れないため、さらに活動に制限がかかる人もいらっしゃるかと思います。私はこの時のためだけに常時四輪駆動車に乗っています。それでも雪道の凸凹は侮れなくてスタックすることもあるのですが、強みはそうなったとしてもタイヤ4本のうちの少なくとも1本は地についているので、ローで全開か、場合によってはバックで抜け出すことが出来ます。例えば前輪駆動車なら前輪が乗り上げてしまえばお手上げというわけです。やはり車の馬力は雪国の雪道には必要です。
もう一つ大切なのは視野の確保です。特に風雪かつ着雪がひどい時は、雪は上から降ってくるというよりも横から舞って来ますので本当に見えにくくなります。そんなことを経験しますと雪国仕様の自動車として改善してほしい箇所が出てきます。
困る点①…今はライトがLEDのため熱をほとんど発しません。出かける時はよく照らされていたライトも、着雪により光が徐々に遮断され、熱で解けないのでずっと暗いままになってしまいます。夜道で先行車がいないときは頼るものがなく怖いですね。何かの振動で雪が落とされたとき急に視界が明るくなりホッとするものです。最近は切れ長の細いライトの車が多いですが大丈夫なのでしょうか?
困る点②…雪が降りしきるとワイパーを動かして視野を確保しますが、その雪が右端に溜まっていくのです。降雪がひどい時はどんどん雪層となって視界が狭くなり、ワイパーの動く範囲もそれに邪魔され制限されてしまいます。右側の確認が不十分となるためこれも危険だと思います。
雪道を経験している人ならこの2点はあるあるだと思うのですが私だけでしょうか? 車を設計する人に雪国出身者はいらっしゃらないのでしょうかね。私の車にも安全のためのセンサーはいくつもついていますが、結局着雪のために何の役にも立たなくなります。こんな時こそ機能してほしいのですが… 最後は人、アナログなのですね。
フロントライトとフロントガラスの右側に導熱線を設置してくれれば済む話だと思うのですが、いかがでしょうか?