ルートプレーニングの威力その4
今年の富山剱の会スタッフミーティングで、当院のDHが発表した症例のキリトリです。
主訴は左上の歯がグラグラする。入れ歯は都合悪いと周りの人から言われるので歯を残せるものなら残して欲しい。というものでした。咬合性外傷を伴う重度の歯周炎ですが、歯周基本治療のみで対応して補綴をしました。まだメインテナンスに入って10ヶ月経過時の写真ですが、組織がかなり安定してきています。実際はこれからの継続したモチベーションと管理が重要なのですが。

(再生療法のように)特に何も足さなくと、細菌と力のコントロールで悪くなった環境を改善してさえあげれば、生体は自ずと反応してくれる。「我々の仕事はお手伝いで、治すのは生体であり患者」という、いい例だと思います。