2022/07/30

お知らせ&院長のブログ

22年目で総義歯の新製へ

 総義歯を新しくしたいとある患者さんが来院されました。今の義歯も使えているのだが、だいぶん古くなったので(歳も85だし)新しくしておきたいとのことでした。見ると私が22年前に作った総義歯でした。当時は診療室の治療はもちろん、技工室作業の石膏模型作りや蝋堤作り、人工歯排列や歯肉形成、そして重合と仕上げ研磨に至るまで100%自分が行なっていましたので、その総義歯を22年ぶりに見ますと我が子のように(言い過ぎでしょうか!?)愛おしく思えました。真っ平らになってしまっている歯の咬耗が年月を感じさせます。

 現在はさすがに重合をする時間までは取れませんで、100%自分で作製とはいきませんが、人工歯排列、歯肉作成までは行なうように心掛けています。

 今回の総義歯新製も、感謝の気持ちを込めて、重合前の作業までは行いました。そしてお決まりのリマウントによる咬合調整もしっかり自分でさせてもらっています。

歯科技工も時代の流れに飲み込まれようとしていますが、一人ひとりの特徴をつかみながら作製していく職人としての技工作業が私は好きです。