2022/11/06

お知らせ&院長のブログ

歯周組織再生療法

 今年の富山剱の会スタッフミーティング。発表スライド写真の一枚から。

 当院歯科衛生士は歯周病を歯周基本治療のみで治すことを目標としていますし実際治す実力があると思います。しかし歯石などのプラークリテンションファクターの存在位置が歯周ポケット10㎜以上となると、場合により奥深すぎて物理的に器材が届かないこともよくあります。それが歯周基本治療でのルートプレーニングの限界だと考えます。そのような時は歯肉を開けて(フラップオペでの)対応となりますが、今回それに該当するかなり進行した骨吸収が見られる左上犬歯に対して再生療法を併用したケースも発表してもらいました。

 実際再生療法剤を併用しなくても治っていたのかもしれませんが、その治るスピードが通常よりも早いというのが使用した感想でしょうか。いずれにしても歯が残せて機能回復できたことは嬉しい限りです。